エンクロージャー


TK-L15にALTECの603Bを取り付け、チューニングしてみました。


TK-LA603



この時期のALTECのウーファーの場合、エッジをネジ止めしていた関係でフレームの後面に
ネジの頭が飛び出ている上、カットアウトの穴ギリギリまでフレームの丸みが迫っているため、
フロントマウントはほぼ不可能でした。



今回、古いATECのウーファーを剛性の高いエンクロージャーに取り付け、ユニット本来の
特性が得られるよう、3次元加工できるNCルータを駆使して、バッフルの取り付け穴を
空け、フロントマウントできるようにいたしました。



416や515の場合、ネジではなく、放射方向にリブが付いていますが、そのリブに合わせて
溝を掘ることによって、フロントマウントできるようになりました。
箱をボンボン鳴らせて低音感を出していた時代と異なり、剛性の高いエンクロージャーに
取り付けますと、ユニット本来の能力を発揮させることが可能になります。

\120,000〜 (コネクター代、チューニング代込み)
          (サランネットはオプション)
          (ユニットはお客様の方でご用意下さい。)

この時期のウーファーはJBLの4560などのショートホーン+バスレフのエンクロージャー
入れられていることが多いようですが、実際に測定しますと、低音域と中音域で20dB近い
能率差があり、平坦な周波数特性は望めません。


特性は こちら をご覧下さい。