スピコンに奪われたシェアーを取り戻すべく、EPコネクターにも、エンジニアリング プラスティック製のシェルを採用したAPシリーズがライン・アップに加わりました。 APシリーズはAmphenolの前のALCATEL時代に開発されたコネクターですが、 発表当時は強度や信頼性がスピコン並みに落ちてしまっていましたので、取り扱 わないことにしていたのですが、スペース的にどうしてもEP-4-14が取り付けられ ないというRADIANの製品があるため、AP-4-22を試してみることにしました。 |
横にすれば1Uのパネルにも取り付け可能です。 |
上下の画像からもお分かりのように、取り付け用のネジ穴の位置は同じですが、 カットアウトする穴の直径は少しずつ異なっています。 スピコンがEPと同じサイズで作られたことがお分かりいただけるでしょうか。 |
いくら金属並みの強度が得られているエンジニアリング・プラスティックとはいえ、 金属と比べれば、やはり限りがあります。スピーカーをフライングしていったところ プラグがどこかにぶつかって導通がなくなったという話も聞いておりますので、 やはりプラグには金属シェルがむいていることは確かです。 しかし、レセプタクルの場合は、プラスティックのシェルでも充分な強度が得られる ような使い方があります。 |
この画像のように、レセプタクルを全面からではなく、パネルの後面から装着し とめるようにすれば、たとえプラグが壁にぶつかるような事があっても、プラグと レセプタクルの導通は確保できる可能性が非常に高くなります。 価格も手頃ですので、まだ使ったことがない方は、試されてはいかがでしょうか。 高価なバインディングポストよりも接続が簡単な上、接触抵抗も低いですし、 音質的にも優れていますので、オーディオマニアの方々にもお勧めです。 |