少し前のことになりますが、RADIANのダイアフラムの質量が何gなのかというご質問を いただいたことがあります。 JBLなど他メーカーも公表しておりませんし、それ以前の問題としてコンプレッション ドライバーの場合、ダイアフラムの重量=実効質量ということではないということもあり、 その時点ではお答えしかねましたが、先日、飛んでしまったJBLのダイアフラムが手に 入りましたので、とりあえずエッジの外周で切り取って測定してみることにいたしました。 |
375用のダイアフラムはエッジがダイアフラム本体と一体成形されているアルミ製です が、ボイスコイルやボビンの材質の差で、少し軽くなっているようですが、ダイアフラム 本体の重さはRADIANの方が軽くなっているようです。。 もちろん、375用と1245の特性を比較してもお判りのように、ダイアフラムの重さだけで、 特性が決まるわけではないことは確かです。 ダイアフラムの場合、同じ製品でも製造時期によって変化することがありますし、他の ダイアフラムについても測定したいと思っていますので、飛んでしまったダイアフラムを 寄付していただける方がいらっしゃいましたら、ご連絡ください。 |
3インチボイスコイルは、効率に関係する面積と、高音域の再生限界に影響する重量 のバランスが良いのかもしれません。 |
RADIANの初期のダイアフラムでは、耐入力UPのため、僅かですが重くなりましたが、 最新のバージョンではEMILAR時代より軽量化されています。 |