今回は私にとって初めて(そして多分最後)の、日本人のアーティストのコンサートの取材であり、日本人のエンジニアへのインタヴューでした。
オリジナルの原稿は各方面からクレームがついたため、NGになり、書き直す羽目になってしまい、私にとっては悔いの残る取材でした。
やはり、自分の好きなジャンル以外の事に手を出すとロクな事が無いという警鐘だったのでしょうか。
出力レベルに応じて周波数特性が変わり、ダイナミック・レンジも制限されたプロセッサーの音に違和感を感じてしまう、生音指向の私にとって、今回のプロセッサー・サウンドは苦痛以外のなにものでもありませんでした。
このコンサートで確信したのは、照明と比較して音響の仕事はあまり美味しくないという事でした。
目で音を聞くようなオーディオマニアがあふれている現状では何を言っても虚しいのですが......