JBL LE15A

1ページ目の特性からもお判りいただけると思いますが、foが少し異なっていたので、微妙に反共振周波数
を変え、ほぼ同じような周波数特性になるように調整し、吸音材の効きも緩和させるようにしました。





隙間テープで機密性が確保できたことと、吸音材を減らしたことによって、反共振周波数のインピーダンスも若干
低くなり、少しバスレフっぽくなりました。密閉型にしてしまいますと、更に80Hz付近が持ち上がり、単にボンボン
鳴ってしまう締まりのないサウンドになってしまいますので、40Hzから2kHzを10dB以内に抑えられなかったのは
残念ですが、大昔の箱に取り付けるよりは遙かに優れたデータになったようです。
磁力が落ちていなければ、共振周波数付近のピークが若干下がり、他の周波数帯域が上昇して、40Hzから
2kHzまで6dB以内に抑えることができたと思われます。
通常の測定では10dBのアッテネーターを入れていますが、今回は音圧が低いため入れませんでしたので
RADIANの38cmウーファーより10dB近く音圧が低いようです。
ちなみにインピーダンスが最も低いところでも8Ω程度ですので、その分音圧が低くなっているのかもしれません。

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